手術後に全身に血栓が回ってしまった「戸田先生、治療して頼む」

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手術後に全身に血栓が回ってしまった「戸田先生、治療して頼む」

手術したはいいが血栓が全身に回ってしまった。「戸田先生、大至急治療お願いします」

 私の患者さんの側から糖尿病で歩けなかった、大腿骨骨折のため手術したとの事。

手術後には残念ながら全身に血栓が回ってしまった、病院から「心臓に血栓が詰まるかもしれない、それから脳にも血栓が詰まる可能性あります」と主治医から話がありましたとの報告を私に教えて下さいました。

 家族から「手術したはいいが血栓が全身に回ってしまいました、心臓とか脳に血栓が詰まると診断されハッキリと断言されました。

 患者さんの家族から

「戸田先生、助けて下さい、お願いします」と言われました。

 そして、長男から

「戸田先生、血栓を溶かして下さい、戸田先生の治療で血栓を溶かして下さい、戸田先生は脳梗塞の治療を治した(消した)実績があるのですから血栓を溶かして治して下さい」と言われました。

 凄いことを患者さん側から言われました、脳梗塞は脳に血栓が詰まって血液が流れなくなってしまう現象という症状です。今回の場合は出血した血の塊が全身に血栓が流れ出したものですから大変な出来ごとだったのです、私は患者さん側の家族に対して何とかして上げたいと思い責任重大だった。これは「うまくいけるかもしれません」と引き受けたのです。

 結果が報告されました。患者さん側から1回目のお知らせがあり「戸田先生、血栓が小さくなってきました、今は血栓が詰まらないで、なんとか生きています」と報告がありました。

私は良かったと胸を撫でおろしました。

 それから次は、2回目の報告もありました「戸田先生、血栓が細かく小さくなってきました、

大丈夫だと主治医から言われました」と嬉しい報告がきました。

 私の仕事は命がけだった、第三者には分からない事ですが、私には瞬間、瞬間に心臓が裂けそうになり現在は落ち着きました、今は心臓が楽になりまして胸が急に軽くなりました、本当に安心できました。

 私は「良かった、よかった、予想通りうまくいった」と自分自身を褒めたたえました。